デキる人が「まず100案出す」を習慣化する理由 根性論では決してない、圧倒的な真実
言葉で「順位付け」をするべき理由
すぐに言葉が出てこないという人がいる。「言葉にすることがない」のではなく「言葉にすることがありすぎる」という人も多いだろう。
「何を大切にしてますか?」と聞かれても「もちろん仕事も大事だし、家族も大事にしてるし……」と大切なものがありすぎて優先順位をつけることができない。
そういう人は、「言葉で順位づけ」をすることが必要だ。
こんな訓練をしてはどうだろう。まず、思いついたことを言葉にして並べてみる。脳内でぼんやりと考えているとわからないが、紙に書くなどして可視化すれば「これはそこまで重要じゃないな」「こっちのほうが大切だな」とわかるはずだ。
1つひとつの要素を書き出して、目で見ながら自問自答をして、言葉の因数分解をしていくと、思考の輪郭がハッキリしてくる。それを1つひとつ言葉にし、具体的に検討していくことで自分にとって本当に重要なこととそうでないこと、またそれら1つひとつの重要性の違いが浮き彫りになってくる。
また、どれだけたくさん話したい内容があったとしても、全部話そうとしてはいけない。順番をつける、そしてそれ以上にある程度、割り切ることも大事だ。
例えば、映画の感想を聞かれて「あのシーンもよかったし、CGもきれいだったし、テーマにも共感できたし」などと並べ立てても、印象が薄くなってしまう。だったら1つ決めて「あのシーンはよかったです。なぜかというと~」と掘り下げて話したほうが、相手は関心を持って聞いてくれるはずだ。
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