「人種差別抗議デモ」世界中で大規模化する理由 アメリカ警察官による黒人男性殺害が引き金

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29日の夜、ホワイトハウス周辺に数百人のデモ参加者が集まる中、護衛官が大統領を地下壕(バンカー)に避難させたことが報じられると、「#バンカーボーイ(#bunkerboy)」のハッシュタグがトレンド入りした。

一部の国々、特に中国とイランでは、この事件をトランプ政権の偽善と傲慢さを表すものとして批判し、自国の問題から目をそらすためにも使っている。

「息ができない」と投稿

「中国政府にとっては最高の贈り物となったことだろう」と、フランス人ジャーナリストのピエール・ハスキは6月1日にラジオ局のフランス・インターでコメントした。「中国が諸悪の根源だと言っている国が、自国の都市の暴動で世界中に報道されているのだから」。

アメリカの政府高官が30日に、中国による香港の統制強化についてツイッターで中国共産党を批判すると、中国政府の報道官が、アメリカのデモ参加者たちが繰り返している言葉で応酬した。報道官の華春瑩(ホァ・チュンイン)がツイッターに、「息ができない」と投稿したのだ。

イランでは、外務大臣のモハンマド・ジャヴァード・ザリーフが、修正を入れた文書の画像を投稿した。それは、2018年にアメリカがイランの腐敗と不正を糾弾した文書で、ザリーフが投稿したバージョンでは、「イラン」と書かれている箇所がすべて「アメリカ」に修正されている。

ザリーフはツイッターで、「#BlackLivesMatter(黒人の命は大切だ)とは思わない人たちがいる」と書いた。

エチオピアのアディスアベバに本拠地を置く、アフリカ連合委員会のムーサ・ファキ・マハマト委員長は、29日の声明で、フロイドの死は殺人であるとし、「アメリカの黒人市民に対する差別的行為が続いている」ことを批判した。

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