役員をするのも、人脈作りの一つの方法です
チヨコさんの息子さんの失礼な幼稚園の先生ですが、少しだけまともなことも言っておられます。「大丈夫ですか」という発想から言われたのは問題ありですが、確かに性格が奥手の人が親しい人を作りたい場合、役員を引き受けるのは有効な方法です。私もそういう役はとても苦手なのですが、最後の年に一度だけご奉公のつもりで引き受けました。
やってみると共同作業の楽しさや、そこでめぐり合わなかったら知りえなかった他の役員の方々の長所や学びどころが満載で、大きな収穫のあった年でした。今も彼女たちとは連絡を取り合っています。
私は自分もそうだからなのか、人見知りをする人とよく気が合います。細山さん(仮名)という友人はとても人見知りをする上に好き嫌いが激しい人なのですが、夫君の英国転勤について行った3年間は、英語も達者でないままに、英会話教室に通いながら小学校の保護者会世話役に立候補して、ずっとそれを続けたのだそうです。「信じられないでしょう?でも子供のために現状や情報に精通するのはそれが一番だと思ったの。親しい人もそこでできたのよ」。
チヨコさん、これからもどんな形にせよ、群れることで安心している人たちの仲間入りなど目指さないでください。また、教育者の言葉とは思えないあの幼稚園の先生の言葉には、怒る価値もないほどつまらない内容であることに気づいてください。そしてその先生のアドバイスではなく、われらが細山さんのような理由で役員をやってみるのも、視野に入れてみてください。他人真似でない貴女らしい生き方が、一番格好良いことを忘れずにね。
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