一方で、感染が最初に確認された中国では、コロナ禍でライブコマース(動画の生放送によるインターネット販売)が加速。中国商務部の調査によると、2020年第1四半期(1~3月)では400万件以上のライブコマースがあったという。特に最も大きなライブコマースプラットフォームである「タオバオライブ(淘宝直播)」では、新規参入者を誘致する施策として加入料の期間限定無償化などが行われ、休業状態のオフライン店なども参入した。
ライブコマースも普及し始めてきている
また普段ライブコマースを行っているKOL(キーオピニオンリーダー、=インフルエンサー)だけでなく、メーカーの社長や開発者、店舗の美容部員も配信し始めている。5月に入り自粛ムードが開けてきたが、それでも依然としてライブコマースは活況だ。
日本ではライブコマースこそ事例が少ないものの、この自粛期間中にインスタグラムライブなどで配信する化粧品ブランドも出てきている。消費者のニーズという面でも、今後美容部員を中心としたオンラインへのシフトチェンジがより一層進む可能性は十分にありえるだろう。
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