百貨店で化粧品を買う女子を狙う新しい流通 コロナ禍で美容部員の働く場が変わっている

✎ 1〜 ✎ 318 ✎ 319 ✎ 320 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

一方で、感染が最初に確認された中国では、コロナ禍でライブコマース(動画の生放送によるインターネット販売)が加速。中国商務部の調査によると、2020年第1四半期(1~3月)では400万件以上のライブコマースがあったという。特に最も大きなライブコマースプラットフォームである「タオバオライブ(淘宝直播)」では、新規参入者を誘致する施策として加入料の期間限定無償化などが行われ、休業状態のオフライン店なども参入した。

ライブコマースも普及し始めてきている

また普段ライブコマースを行っているKOL(キーオピニオンリーダー、=インフルエンサー)だけでなく、メーカーの社長や開発者、店舗の美容部員も配信し始めている。5月に入り自粛ムードが開けてきたが、それでも依然としてライブコマースは活況だ。

上の画像をクリックすると、「コロナショック」が波及する経済・社会・政治の動きを多面的にリポートした記事の一覧にジャンプします

日本ではライブコマースこそ事例が少ないものの、この自粛期間中にインスタグラムライブなどで配信する化粧品ブランドも出てきている。消費者のニーズという面でも、今後美容部員を中心としたオンラインへのシフトチェンジがより一層進む可能性は十分にありえるだろう。

臼井 杏奈 美容業界ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

うすい あんな / Anna Usui

青山学院大卒後、産経新聞社に入社しスポーツ記者に。その後INFASパブリケーションズに入社し、WWDJAPANを経てWWD BEAUTYに所属。美容業界記者として外資系ブランド担当およびビューティーテック、アジア市場、スタートアップ、新興市場などを担当。現在はフリーランスとして活動。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事