企業数で見れば、小規模事業者は全体の84.9%を占めていますが、雇用者数は22.3%にすぎず、創出している付加価値はわずか14.0%です。
倒産件数が多くなるということは、小規模事業者の倒産が増えていることを意味します。ですから、経済に対する影響を考えると、倒産などの件数が多いということは、逆に経済に対するダメージが小さい可能性が高いという、ある意味不思議な現象が起こります。
日本では企業数が減っても就業者は増えた
日本は企業の倒産に異常なほど過敏に反応しますが、やや冷静さに欠けている印象を強く持っています。どの規模の企業が倒産すると、どういう影響が出るのか、もっと冷静に考えるべきです。なぜなら、企業数の増減と就業者数の間には、一般に言われるほどの相関がないからです。
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