このようなシーンを実際に撮影するのは安全上、不可能である。和田氏は「ほとんど土下座のような状態」で関係各所の許可を得て回る一方で、撮影が可能なロケ地探しにも奔走した。
見つけたのは鶴ヶ峰駅付近の踏切。列車がまっすぐカメラのほうに近づいてきて、直前でカーブするため、撮影に支障はない。手前に踏切もある。そこで、役者が立っていない状態で列車が向かってくるシーンと、列車抜きで上戸彩が踏切内に立つシーンとの2回に分けて撮影し、それらを合成した。完成したシーンは、まったく合成に見えず、迫力満点。どうやって撮影したのかという問い合わせが、和田氏の元に相次いだという。
踏切の赤信号が点滅するシーンの撮影も一苦労だった。深夜作業を嫌った担当者は当初難色を示したが、「踏切の定期点検を撮影日に合わせて行う」ということで、ようやく実現した。深夜撮影のため信号音は出さず無音で撮影。あとで信号音を付け足した。
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