武漢の新型肺炎専門病院「建設10日間」の軌跡 1月25日に着工、その工事風景を写真で追った

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この2つの病院のモデルとなったのは、SARS(重症急性呼吸器症候群)が大流行するさなかの2003年4月に北京郊外で建設された「小湯山医院」だ。

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わずか7日間で完成し、その後2カ月間で当時の中国国内の患者の7分の1を受け入れた。

2月に入ってからも新型コロナウイルスの感染者は、1日3000人近いペースで増え続けている。中国全体の半数近い感染者を抱える武漢市で、病魔の拡大を防ぐ取り組みが急ピッチで進む。

春節2日目に当たる1月26日、武漢市内の高速道路には車両が見当たらない。当局は1月23日10時から全市内の公共交通の運行を取りやめさせた(写真:財新)
がらんとした武漢市内の通り、救急車のそばに防護服を着た医療スタッフが立っている(写真:財新)
1月28日、武漢火神山医院の建設現場。プレハブ建築の形式で1000床の医療ベッドを用意する。数十台の建機が同時に作業を始めた(写真:財新)
火神山医院の建設地は、武漢市蔡甸区知音湖に位置する。2003年にSARSが流行した際にわずか7日間で建設された北京の「小湯山医院」をモデルにコロナウイルス患者の治療を行う(写真:財新)
火神山医院は病室と診察室、ICU、インターネット室、救護車両洗浄室などを備える(写真:財新)
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