要確認!「入ったらダメな保険」と「損する保険」 セールストークを鵜呑みにしてはいけない

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もう少し詳しく説明しましょう。保険の営業パーソンはきっと、「学資保険」に加入するメリットについて、次の3つを強調するはずです。

①将来の貯金になる
②子どもがケガや病気で入院したら、給付金が出る
③保険金をかけている人が死んだら、それ以降の保険料を払わなくても満期金がもらえる

2つも保険に入る必要があるのか

①の、「将来の貯金になる」は、運用利回りが低すぎて貯金にならないと、すでに説明したとおりです。では、②の、「子どもがケガや病気で入院したら、給付金が出る」についてはどうでしょうか。

子どもの医療費については、すべての自治体で助成が行われています。都道府県レベルでは、就学前までの子どもは、医療費は無料というところが多いですが、市区町村レベルでは、所得制限があるところもあるものの、入院は15歳まで無料というところが1741市区町村のうち1131、18歳年度末まで援助がある自治体も511ありました。

つまり、多くの自治体が中学卒業まで、もしくは高校卒業までの入院費を援助してくれるのです。したがって、「学資保険」でわざわざ子どもに入院保障をつける必要はないでしょう。もちろん、子どもが死亡したら保険金が出ますが、それで嬉しい親はいません。

また、③の「保険金をかけている人が死んだら、それ以降の保険料を払わなくても満期金がもらえる」ですが、そもそも子どもが生まれると、それなりの保険に入る親は多いもの。保険は“クジ”ですから、これ以上入る必要はありません。

2019年は、大型台風が続き、全国的に甚大な被害が出ました。多くのご家庭が、風害、水害などに見舞われ、途方にくれた方も多かったことでしょう。

台風被害は、かなりの部分が「火災保険」でカバーされます。「火災保険」も最近はさまざまなタイプのものが出ていますが、基本的には「住宅火災保険」と「住宅総合保険」の2つ。「住宅火災保険」には、火災の補償のほかに、落雷、ガス爆発などの破裂・爆発の補償、さらに風災、ひょう災、雪災の補償(一部自己負担額がある場合もあります)がついています。

「住宅総合保険」には、さらに手厚い補償がついていて、水災(一部自己負担額がある場合もあります)、車に当て逃げされて塀の一部が壊れたなどの被害、飛行機の墜落で受けた被害、何者かの投石で住まいのガラスが破損した被害、給排水設備の事故等による水漏れ被害、デモなどで機動隊ともみ合いになって家が壊れたなどの暴行・破壊被害、さらには盗難の被害など、幅広い被害に対して補償してくれます。

次ページ「火災保険」で注意すべきことは
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