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「フェイクニュース」との正しい付き合い方 BBC責任者が語る虚偽情報被害の深刻な実態

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――なぜ公共放送であるBBCがイギリス以外の地域でもフェイクニュース対策を行うのでしょうか。

BBCは42の言語で放送しており、その国々のニュースをチェックできる規模と能力を持っている。そのため、世界でもリーダー的な役割を果たすことができるからだ。ただ、すべてに対応できるわけではない。NHKを含むグローバルな公共放送の団体があり、そこでフェイクニュースについても議論し、多様な報道機関と連携している。

ジェイミー・アンガス(Jamie Angus)/BBCグローバルニュースなど国際ニュース報道を行う「BBCワールドサービスグループ」の総編集責任者。1999年BBC入局、BBC Radio4の看板番組「Today」や夜のニュース番組「Newsnight」プロデューサーなどを歴任した(撮影:梅谷秀司)

BBCはフェイクニュース対策として、世界中のフェイクニュースを集めて「Beyond Fake News」として公開している。また、BBCは報道されている事実が正しいのかどうか確認する「リアリティーチェック(ファクトチェック)」を行っている。(11月20日に行われた)イギリス総選挙の候補者間のテレビ討論でも、話している内容などで非常に多くのリアリティーチェックが行われた。

私はイギリスに在住しているため、日本について詳しくは把握できていない。ただ、1つ言えることは、日本よりもフェイクニュースの被害が深刻な国や地域が世界にあることだ。とくに、インドやアフリカ地域などは大きな問題を抱えている。ただ、日本は問題ないということではないだろう。

フェイクニュースはなぜ作られるのか

――「フェイクニュース」と断定しても、それを信じない人たちもいますよね。そうしたことはどう考えていますか。

まず、BBCはほとんどの話題に関して検証可能な事実があると考えている。そして、BBCのような組織が、事実であるか事実でないかを伝えることが重要だ。

その一方で、特定の政治家がいい、悪いということは報じない。あくまでも発言したことの真偽について伝えるようにしている。誰がいい人で誰が悪い人なのかといったことは、われわれではなく視聴者が決めるべきだ。

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