第5回 特定非営利活動法人サービスグラント 代表理事・嵯峨生馬 志の醸成

ソーシャルビジネスが注目される昨今、ビジネスパーソンがビジネススキルや専門知識を活かしてNPOなどを支援するプロボノが脚光を浴びている。
今回の主役、特定非営利活動法人サービスグラント、特定非営利活動法人アースデイマネー・アソシエーションの代表理事の嵯峨生馬氏は、日本におけるプロボノの草分け的活動として「サービスグラント」をスタートさせた人物。まずは嵯峨氏のプロフィールを紹介しよう(以下本文中の登場人物の敬称は省略する)。

今回の取材・執筆は、『志を育てる』の共著者で、グロービス経営大学院 大阪校、名古屋校の責任者である村尾佳子が担当した。

嵯峨生馬(さが いくま)

1974年生まれ、神奈川県出身。1998年に東京大学教養学部第三類(相関社会科学)卒業、日本総合研究所に入社。国や自治体の地域活性化の企画提案や調査研究に携わる。2001年に地域通貨フォーラムを立ち上げ、2003年には特定非営利活動法人アースデイマネー・アソシエーション代表理事に就任。2006年日本総合研究所を退社し、NPO支援プログラム「サービスグラント」を開始。2009年 特定非営利活動法人サービスグラントを設立。現在に至る。現在では1700人を超えるプロボノが登録、120件を超えるNPOの支援実績がある。

感じてほしいこと

日本総合研究所の研究員という立場を捨て、自分の理想の社会を追求するために不安定な道に臆することなく突き進んだ社会起業家の草分け的存在の嵯峨。その嵯峨のたどった道から、大きく3つのことを感じてほしい。
1. 自分の強みを意識し、どのような形であればその強みが社会で生かされるか、という視点から自らの道を選択するという意識を持つ。
2. 自らに生まれた思いを大切にしながらも、冷静に自らの置かれている状況を判断し、必要なネットワークを作りながら、時を待つ。
3. 様々なプロセスを通じて、これだ!と思い、いったん決めたら、迷わず行動し、ベストを尽くす。

次ページ大学で浮き上がった自らの「社会」への関心
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