スターウォーズ完結で暗黒面に落ちたのは誰か 「エピソード9」は歴代何位まで行けるのか?

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ここから先はお馴染みの競馬コーナーだ。12月22日の有馬記念で気力と財力を使い果たした後ではあるが、28日土曜日にはもうひとつのG1レースが用意されている。「毒を食らわば皿まで」との格言通り、今年最後の勝負を挑むとしよう。ちなみに来たる2020年の年間スケジュールは、以前のように有馬記念が最終日となるように組まれている。

今年で3年目を迎えるホープフルステークスは、2歳中距離王者を決める一戦。阪神競馬場で行われる2つのG1、阪神ジュベナイルフィリーズと朝日杯フューチュリティ―ステークスはともに1600mだが、こちらはそれよりも長い2000m。去年はサートゥルナーリアがこのレースで楽勝し、そのまま同じコースである皐月賞を制している。

ホープフルステークスの本命はヴェルトライゼンデ

2歳馬の予想は、例えて言えば、中学生野球の優勝を予想するようなところがあり、過去のデータが少ないうえに、あんまり当てにならない。この時期の馬はある日突然、グンと強くなったりするからね。

今年は戦績が「2戦2勝」という馬が4頭いるので、本命はこの中から選択しよう。筆者の選択はヴェルトライゼンデ。ドイツ風のいかめしい名前が気に入ったから、ではない。実はこのレース、2014年からキャロットファームとサンデーレーシングの所有馬が隔年で勝っていて、今年はサンデーレーシングの番なのだ。ちなみに外国人騎手が良く来るレースであるから、鞍上のマーフィー騎手も買い材料である。

もう一頭、気になっているのはブラックホールだ。あのゴールドシップ産駒が初のG1レースに挑戦する。父譲りの爆発力を見せてくれるかもしれないので、ここは少額でも買っておきたい。その名の通り、周囲のすべてを呑み込む化け物であるかもしれないので。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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