ゲームはこれからも、最強のエンタメか? ゲーム産業の今後(その3)

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パズドラを一日でもいいので抜きたい

小野:では、続いて小林さん。

小林:僕は、前職でコンサルティングをやっていたとき、だいたい右肩下がり産業ばっかりを見ていましたが、特に呉服産業ははきつかった。どんな戦略を切っても、無理なんです。恐々です。市場が5年で半分になるとかそういう勢いです。右肩下がりは、戦術が限られてしまうので、めちゃめちゃつらい。

一方、ゲーム産業は何やらかんやら言って、めちゃくちゃ人は増えていて、エンタメのニーズはもっと上がると僕は思っています。そこでの戦い方は難しくなるかもしれませんが、根本的には右肩上がりとなるはずです。根本的に右肩上がりで、いいものを作れば反応してくれる市場は幸せです。DeNAとしては、四の五の言わずに、結果を出しますというところをコミットして、帰りたいと思います。

里見:いろんなジャンルのゲームがありますが、プラットフォーム等々、ゲーム業界全体で見れば、まだまだ伸び盛りなのかなと。スクリーンのあるところにはエンターテインメントを提供できると思っていますし、その中で、最強のエンターテインメントのコンテンツのひとつはゲームだと思っています。

ますます、いろんなジャンル、アーケードから、アトラスというのもグループに入っていますけれども、こういったのも含めて、伸ばしていきたいと思っています。スマホの、特にアプリのところではパズドラがずっと1位と聞いていますので、これを何とか、うちのアプリで1回でも1日でもいいので、抜きたいと思っています。

辻本:当社としては、ゲーム産業自身が、やっとインターネットに提供できる環境になったのがチャンスだと思っています。当社はずっとユーザーの顔を見ながらゲームを作ってきたつもりでしたが、構造上、B to Bでしかなかったわけです。これからB to Cに切り替わっていくと社内で言っていますが、社内はB to Bの経験しかないわけです。

インターネットに精通している皆さんに協力してもらいながら、ゲームを売るだけではなく、ゲームにプラスアルファの付加価値のあるサービスを生めば、新たなビジネス展開になる可能性はあると思います。僕は、どんどんどんどん、ゲーム産業はこれから拡大して成長していく産業だと思うんですね。ぜひとも皆さんで、このゲーム産業で儲けていきたいと思いますから、ぜひともよろしくお願いします。

東洋経済オンライン編集部

ベテランから若手まで個性的な部員がそろう編集部。編集作業が中心だが、もちろん取材もこなします(画像はイメージです)

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