第4回 湧永製薬株式会社社長・湧永寛仁 志の醸成

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今後の湧永製薬

湧永は、将来について最後にこう語った。
 「医薬品の開発はもちろんのこと、当社がチームを持っているハンドボールを中心としたスポーツや、2代目社長の父がつくった広島の湧永満之(わくながまんじ)記念庭園などを通じて、「キヨーレオピンを売る会社」「医薬品を販売する会社」から、「食」「運動」「心」の面から「元気、健康、長生きそのものを提供する会社」に発展させていきたいと考えています。
 そして、いずれ自分が会社を離れるとき、そういったものが会社の“理念”といえるものになっていたら、すばらしいと思います」

ハンドボール部ワクナガレオリック
湧永満之記念庭園

「店頭での一人ひとりに合ったカウンセリング」「ニッチャーとしての研究開発」などをキーワードに、常に自分たちの強みやコアコンピタンスを再確認し「キヨーレオピンを売る会社」から「元気、健康、長生きを提供する会社」へと変革を進める湧永の今後の動向に大いに期待したい。

田久保 善彦 グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

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田久保 善彦 / Takubo Yoshihiko

慶應義塾大学理工学部卒業、学士(工学)、修士(工学)、博士(学術)。スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所を経て、現在グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長。経済同友会幹事、上場企業およびベンチャー企業外取締役等も務める。著書に『ビジネス数字力を鍛える』『社内を動かす力』(ダイヤモンド社)、共著に『志を育てる』、『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』(東洋経済新報社)等、多数。

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