標準装備? チーム名には設立年と地域名を
「ブンデスリーガ」といえばサッカーを思い出す人が多いと思うが、実は「連邦リーグ」の意味だ。だから様々なスポーツでも「ブンデスリーガ」があり、下位へいくと地方リーグ、地区リーグがある。
サッカーのブンデスリーガ制度そのものは1963年に発足したが、サッカーチームはもっと前からあった。面白いのはチーム名を見ると数字がついたものが散見され、そこから設立年がわかることだ。
いくつかのブンデスリーグ1部チームの正式名を、いずれも「超訳」ではあるが、詳細に見てみよう。
シャルケ04(FC Gelsenkirchen-Schalke 04 e.V.)
チーム名の意味:1904年設立のゲルゼンキルヘン市シャルケ地区のサッカークラブ
ボルシア・ドルトムント(Ballspielverein Borussia 09 e.V. Dortmund)
チーム名の意味:1909年設立のプロイセンのドルトムント市の球技クラブ
ハノーファー96(Hannoverscher Sport-Verein von 1896 e.V.)
チーム名の意味:1896年設立のハノーファーのスポーツクラブ
1.FSVマインツ05(1.Fussball und Sportverein Mainz 05 e.V.)
チーム名の意味:1905年設立のマインツで1番目のサッカーとスポーツのクラブ
TSG1899ホッフェンハイム(Turn-und Sportgemeinschaft 1899 Hoffenheim e. V.)
チーム名の意味:1899年設立のホッフェンハイム地区の体操とスポーツのコミュニティ
FCは「フースバールクラブ(フットボールクラブ)」の略。「e.V.」は「登録フェライン」の省略で、法人格をもったクラブ、協会。今日の日本でいえばNPO法人と考えるとイメージしやすいだろうか。
いずれにせよチーム名を見ると、それこそFC Tokyo-Shimokitazawa 04のような調子で設立年とともに地域名がしっかりはいっているのがわかるだろう。しかも場合によっては略称が「Shimokitazawa 04」のように、よりローカルな地名のほうが強調されている。そしてこれは地域リーグレベルのクラブや一般のスポーツクラブでもよくある名付けかたでもある。
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