「年末の片づけ」今年もろくにできない真の理由 片づけようと思わないとはどういうこと?
女性は、それまで床の拭き掃除をする時、「もしゴキブリがいたら」と想像してしまい、冷蔵庫の下などは拭き掃除が「できない」と思っていました。
しかし、そんな想像をした時に、「催眠状態で片づける自分」という暗示を唱えてみると「あれ?」という感じでいらない雑巾を絞って、何も考えずにゴム手袋をはめて冷蔵庫の下を拭いていたと言うのです。
すると次は、大量のホコリが拭き取れて、ゴキブリなんか気にならず、逆に「気持ちがいい!」となって、さらに拭き掃除がしたくなり、掃除が止まらなくなってしまった、と笑顔で話してくれました。
でも、女性は「この催眠って悪用したら危ないんじゃないの?」と心配した顔で聞いてきます。
そこで私は、「いや、普段の自分が自分に対してかけている『できない』という暗示のほうが強烈な催眠状態を作り出していて、この暗示は、その自分の暗示を解く役目をしているだけなんです」と説明をしました。
普段自分を縛っている暗示を解く
そう、この暗示は、「自分で催眠状態を作り出し、暗示をかけて自由に動けなくしている」、その暗示を解くためのものなのです。
すると女性は「今まで暗示にかかっていたから汚い部屋に住んでいたの?」とちょっと驚いた表情。そこで、私が「その暗示からとかれてみてどうでしたか?」と逆に質問をしてみると、「あの片づけや掃除ができなかった私って、本当の私じゃないんだ!」と目を丸くされて「綺麗好きな私が本来の私」とうれしそうに帰っていきました。
「催眠状態で片づける自分」という暗示で、普段自分を縛っている暗示を解く。すると本来の自分の姿を見ることができるのです。ポイントは「目の前にないものを見る」です。どうしても片づけられないという人はぜひ試してみてください。
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