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「年末の片づけ」今年もろくにできない真の理由 片づけようと思わないとはどういうこと?

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  • 大嶋 信頼 心理カウンセラー 株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役
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そもそも片づけられない大きな理由の1つに、自分で「片づけられない」という暗示をかけてしまっているということがあります。

人は「目の前に見えないものを見る」ということで簡単に催眠状態に入ってしまいます。

たとえば、「片づけられない!」という相談にくる人を見ていると「それって自分で催眠をかけてしまっていますけど!」となっていることが多くて、その人たちは「さあ、片づけよう!」と思った瞬間に「また、私はだらだらしてやらないんだろうな」と、だらだら過ごしている自分の姿を思い浮かべているのです。

その「だらだら過ごしてやらない」という言葉がまさに“暗示”となっているわけです。

催眠は他人によってもかけられますが、このように自分自身が「目の前に見えないものを見る」ことで簡単に自分で催眠状態を作り出し、「片づけができなくなる暗示」や「状況を変えられない暗示」を自ら入れて、「ちっとも自分は変わることができない」という現実を作り出してしまいます。

なので、この「片づけられない」という人が知らずに使っている「催眠」を逆に利用すれば、簡単に片づけられるようになったりします。

やり方はいたって簡単。

暗示を入れるタイミングは、「片づけよう」と思って、「それができない」という自分を想像し催眠状態を作り出したその時。つまり、目の前に見えないものを見たその時が「暗示」がいちばん効くチャンスになります。

なので、いつもだったら「片づけたいと思っているけどできないダメな私」という暗示を入れてしまう時に、「催眠状態で片づけをする自分」と頭の中でつぶやいてみて暗示を入れてしまいます。すると、その暗示が催眠状態で見事に効果を発揮して「あれ? 何も考えないでものを捨てているかも!」という感じになります。先ほどの逆説もこれと近いものがあります。 

暗示を解いて本来に戻る!

ある女性が「部屋の掃除が苦手なんです」とおっしゃっていたので、この暗示の話をしたら「そんな自分で催眠にかけるような暗示なんか使えるわけがないでしょ!」と笑われてしまいました。

確かに催眠療法を実際にやったことがない人にこの方法は難しいかもしれません。私も「今回は難しいかな」と半分あきらめていましたが、その女性は次にきた時に「あれ、もしかしたら使えるかも!」と言ってくれたのです。

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【掃除が止まらなくなってしまったその女性】

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