今年こそやせたい人に教える苦しまないやせ方 極端な食事制限や激しい運動より楽に走ろう
きびきびウォーキングをすると、脂質と糖質は同じくらいの比率で消費されます。走れる体ができてゆっくり走れるようになっても、この比率は変わりませんが、歩くよりはキツいので消費エネルギーはアップします。時速6㎞のペースで歩いていたのを時速8㎞で走るようにすれば、消費カロリーはなんと約2倍に。より多くの体脂肪を燃焼できます。「だったら速く走ればいいでしょ」と思われがちですが、スピードを上げすぎたらキツくて長時間走れません。しかも体脂肪が分解されることでできた脂質でなく、糖質ばかりが使われます。
これが、ゆっくり走るほうがやせる(=体脂肪が落ちる)理由です。そして長く走るほど多くのカロリーを消費できるのだから“ゆっくり+長く”走るのが最も高い脂肪燃焼率を望める、というわけです。
「これ以上速く歩けない」ぐらいのスピード
「ゆっくりのペースがわからない」とよく指摘されますが、私がつねづね目安としてお伝えしているのが、先ほどご紹介した時速8㎞。「そう言われても、どうやって測ればいいの?」と不安になった方、ご安心ください。スマートフォンをお持ちなら、ランニングのアプリを活用すると誰でも簡単に把握できます。
アプリをダウンロードしたら、スマートフォンを携帯して走るだけ。距離や時間、ペースまで測ってくれるので、つねにスピードを確認しながら走れます。慣れてきたら時速9㎞まで上げてもOKです。
このスピードを感覚的に伝えるとしたら“走る”と“歩く”の境目。ウォーキングで「これ以上速く歩けない!」という速度まで徐々に上げて、そのスピード感をキープしつつ走りましょう。
あまりハードに体を追い込むと、やせ効率も意欲も下がります。いかに運動強度を上げすぎずに走りきるかが、効率よく脂肪を燃やすコツなんです。
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