「大人のいじめ」で会社を辞めた30代女性の告白 「苦しんでいる人」は今すぐ逃げたほうがいい
今年10月、兵庫県神戸市須磨区の市立東須磨小学校で、20代の男性教諭が30~40代の男女教諭から壮絶な「いじめ」を受けていた事件が大きく報道され、話題となった。
被害者の男性教諭は、激辛カレーを無理矢理食べさせられたり、愛車を汚されたり、熱湯の入ったやかんに顔をつけさせられたりするなど、悪質な嫌がらせを繰り返し受けていたという。
こうした「大人のいじめ」は、決して珍しいものではない。実際、私のまわりにも被害者は多くいるし、私自身も会社員時代に軽い嫌がらせを受けていた。
いったい、大人のいじめはどんなときに起きるのか? まずは福岡在住の30代女性の話を紹介したい。
あまりにも理不尽な「上司のいじめ」
私の上司は同世代の女性でした。彼女は前の上司が突然転職してしまったため、とりあえずは最も社歴が長いという理由で今のポジションにつきました。
彼女は自尊心を保つためか、自分よりも立場の弱い社員にやたらとマウンティングを仕掛けてきます。私の場合、「アンタ、そんな格好だとモテないよ。私が服を選んであげようか?」なんて言われたり、自分のミスを全部私になすりつけて本社に報告されたりもしました。
一緒にランチに行ったときは、自分が座りたい席というのがあるようで、事情を知らない部下がそこに座ったら「なんでアンタがそこ座るのよ!」と怒鳴ることもありました。さらに、何をやるにしても占いを信じるため、部下である私たちにも占いをチェックするよう強要してきます。
いろいろ文句はありますが、最もひどかったのは、簿記の資格を取るよう強要されたことです。正直、意味がわかりません。何しろ私がやっている業務にはまったく必要のない資格でしたから。「そのくらいできなければ私の下では通用しない」みたいなことを言われ、私は嫌々、スクールに通うことにしました。
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