「大人のいじめ」で会社を辞めた30代女性の告白 「苦しんでいる人」は今すぐ逃げたほうがいい
2017年12月から2018年7月まで、「エアコンプレッサー」を使った大人のいじめが、なぜか相次いで起きた。2017年12月には、埼玉県で2人の男性が同僚男性の肛門にコンプレッサーで空気を入れ死亡させた。2018年3月には、島根県で建設作業員の男性が同僚に直腸のケガを負わせた。さらに同年7月には、茨城県の会社員男性が同様の行為によって同僚男性を死亡させた。
3つ目の事件の加害者は「悪ふざけをしていた。死ぬとは思わなかった」と語っていたという。
神戸の小学校での事件、30代女性の体験に加え、この3つの事件を踏まえると以下の要件が重なったときに、「大人のいじめ」と判断してもいいかもしれない。
【2】加害者側が幼稚で楽しんでいる
【3】被害者側がおとなしい
なお、悪意の有無については不明だ。コンプレッサー事件の加害者が語ったように「ただの悪ふざけ」のつもりだったかもしれない。
なくならない「いじめ」とどう戦う?
こうした大人のいじめを回避するにはどうしたらいいのか? 個人的には、「人間関係を極力浅くする」ことを推奨したい。
職場のランチや飲み会には極力参加せず、雑談にもいっさい参加しない。理由を聞かれたら、「私、プライベートと仕事は完全に分けているんです」と言い切ってしまう。また、つねにICレコーダーは衣服のどこかに忍ばせておき、「いじめ」が開始したらすぐに録音を開始する。それと同時に、人材エージェントにはつねに登録しておき、いつでも転職できる状態を作っておく。
こんなことを書くと「現実的じゃない」というご批判もあるだろう。だが、恐らく人間の本能として「いじめ」はなくならない。というのも、いじめは私が物心ついた頃から社会問題だったにもかかわらず、いまだに解消されていないからだ。むしろSNSの登場以降、過激になっているようにも見える。
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