米国製エリートが心酔する「幸福の授業」の中身 100万人が視聴「GAFA」著者の教えとは何か
「ビジネス書大賞2019 読者賞」「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019 総合第1位」のダブル受賞作、『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』著者、スコット・ギャロウェイ氏。
ニューヨーク大学で教鞭をとるギャロウェイ氏の授業「アルジェブラ・オブ・ハピネス(幸福の計算式)」は、5000人が受講、WEB公開後わずか10日で100万人が視聴した「伝説の授業」と言われる。
その授業をもとにした最新作『ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)――GAFA時代の人生戦略』が刊行された。本記事では書籍を再編集し、「伝説の授業」の一部を紹介する。
幸せになる方法を「数式」で表すとどうなるか
2002年、私はニューヨーク大学スターン経営大学院の教員となった。5000人を超える学生が、私のブランド戦略の講義を受けた。
私が教える学生たちは、貨幣の時間的価値、戦略、そして消費者行動を学ぶために、私のクラスにやってくる。
しかし授業では、話がブランド戦略から「人生の戦略」に変わっていることがよくある。成功するには何をすればいいのか。自分の野心と人としての成長の折り合いをどうすればつけられるのか。40歳、50歳、80歳になったとき後悔しないために、いま何をするべきなのか。
こうした問題を、私は最後の3時間の講義で扱う。講義のタイトルは「アルジェブラ・オブ・ハピネス(幸福の数式)」である。
その講義で、私たちは成功、愛、そしてよい人生の定義について話し合う。2018年5月、私はその講義の短縮版をYouTubeに投稿した。その動画は公開10日で100万人以上が視聴した。
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