娘の反抗期は、人格の麻疹のようなもの

即効性は無くても、一応忠告する大切さ

反抗期とは文字通りで、理由云々より先に、まず「反抗」ありきなのです。成長期のホルモンバランスに大きな変化が起き、身体的にも精神的にも大きな変化があり成長する過程で、今まで受け入れられていたことにも無性に腹が立つようになるようです。

しかもその腹立ちや苛立ちは親に向けられます。今まで一番自分が依存していた親に対して自立心が芽生え、親がウザク見え、子供によっては自分自身がコントロールできません。これらのことが、とても正常な成長過程なのだと、親がまず、認識する必要があるのだそうですよ。

即効性は求めないが、忠告はしておく

とはいえ反抗期だからと、何もかも放っておくわけにはいきません。かといっていちいち説教や小言で解決できる問題でもありません。

私も約20年もの間、子供たちのお弁当を作りましたし、食べ物を残したり捨てたりするのは、いまだにできない性格ですので、貴女のお気持ちはとてもよく理解できます。

そんな私からの助言ですが、食べ物を残しても、今は目くじらを立てないほうがいいと思います。かの有名なご高齢の名医でも、「食べすぎに注意。外食の時でも多ければ、半人前は残しましょう」とメディアで提唱される時代です。

いつもより少なめに盛るとか詰めるなどの譲歩をし、「変な匂いがした」といえば、「それは絶対ない。とても注意しているし、お姉ちゃんもそれはなかったといっている」とだけ断っておきましょう。「まずかった」といえば、「もう少し甘くとか辛くとか、そのようにいうのがマナーだ」と教えましょう。

娘さんが聞くか聞かないは別にして、そしてそのように言うことに即効性を求めないで、「一応言っておく」くらいの距離感を、親も持ちましょう。この時は効果がなくとも、反抗期が過ぎたあと何かの拍子に、この時期の親の言葉をふと思い出し、胸が痛くなったり役に立ったりした記憶、貴女にもあるでしょう?

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