大幅下落の日経平均、今後はどうなる?

今起きているのは「空中戦」―杉村富生氏が読む相場

たとえば、中国の経済成長率低下を指摘するといっても、成長率が2%台まで落ちるのかどうか、といわれれば、そこまでの心配はないでしょう。

確かにシャドーバンキングは闇に包まれており、個々の理財商品では債務不履行が起きるかもしれません。しかし、アルゼンチンの通貨危機にせよ、中国の問題にせよ、それらは米国のサブプライム問題のような、グローバル金融を揺るがすほどの深刻度はありません。また、理財商品の問題については、放置していたら、共産党政権の存続リスクにつながるわけですから、解決に向かう手だてが今後打たれていくでしょう。

14日の全体相場は大きく下げましたが、一方でミクシィがストップ高になったり、グリーがそれにツレ高するなど、ゲーム関連、あるいは株価が中低位に位置している銘柄の中には、大きく上げた銘柄も少なくありませんでした。

現在、株式市場で行われているのは、機関投資家などによる、指数の売買という「空中戦」です。こうした空中戦にあまり惑わされてはいけません。個別銘柄では元気な銘柄が少なくないわけですし、日本経済の先行きに対する見通しが変わったわけでもないのですから、個人投資家は動揺してはいけないと思います。 

 

なお、NPO法人の日本テクニカルアナリスト協会では、2月25日火曜日、経済評論家の杉村富生氏の株式セミナーを実施します。興味のある方は、こちらご連絡ください。

 

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