第5回 加工食品と上手につきあう

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コンビニやデパ地下で何を買うのか?

ここまでで、食品添加物とその影響を述べてきましたが、やはりコンビニや市販のお惣菜に頼らざるを得ない方も多く、食品添加物をすべて避けることは難しいと思います。
   そのため保存料を含む食品添加物が多少入っていたとしても、野菜サラダや野菜のお惣菜類はやはり食べた方が良いでしょう。
   なぜなら野菜の食物繊維で老廃物を体外に排出したり、必要な栄養素を皮膚や髪に運んだりといった働きもあるからです。

食品添加物の含有量だけでいうと、デパ地下のものはコンビニ食やスーパーの惣菜売り場のよりも少ないと言われています。またスーパーによっては店舗に厨房がある場合はその場で調理するため、保存料が入っていないこともあるそうです。

しかし、食品添加物の有無に関わらず、長時間品質を保持するために、塩分や砂糖などの調味料が多めで味付けが濃くなっていますので、味付けがほとんどされていないサラダを1日1食は取り入れるのが理想です。

また前述したビタミンB群の不足を防ぐために、キノコ類は毎日摂取しておくと良いでしょう。最近では生みそタイプのインスタントのお味噌汁も出回っているので、なめこ汁を選んでみましょう。お惣菜でキノコ類が使われているもの、キノコを使ったお弁当やパスタ類を選びましょう。

おやつを食べる習慣のある方はナッツ類からもビタミンB群が摂取できるので、デスクに常備しておくと、仕事でのイライラやストレスも緩和されるかもしれません。

ストレスにならない程度に好きなものを召し上がっても良いかと思いますが、とにかく野菜から食べる!と意識して食べましょう。
   次に続く食事に食品添加物や糖分が入っていたとしても、血糖値の上昇が抑えられ、脳への影響も最小限で済むと考えられていますので、ぜひ実行してみてください。

 

丸田 みわ子 シニア野菜ソムリエ

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まるた みわこ / Maruta Miwako

美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。

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