これは一体、どうなっているのでしょうか。
重要なので、まずは以下の記事をご紹介します。
「大都市圏の大学定員減を国に提言
地方の知事ネット「若者分散を」(福井新聞9月4日)
解説のために、一部抜粋、引用をさせていただきます。
(前略)福井県の杉本達治知事らが内閣府を訪れ、中根一幸副大臣に提言書を手渡した。大学の定員是正について杉本知事が「東京など大都市の大学の定員が多く地方が少ない。(地方の高校生は)出て行かざるを得ない。国策として地方に分散する仕組みを進めてほしい」と訴えたのに対し、中根氏は「知事の皆さんの意見をしっかりと聞いてやっていきたい」と応えた(後略)。
地方の大学の定員を増やせば、みな地方に行くのか?
これを額面通りに解釈すれば「大都市圏の大学の定員が多すぎる。本当は優秀な地方大学に進学したいのだが、進学枠が少なすぎて行きたくても行けない。だから、もっと簡単に行かせるためにも、大都市圏の大学の定員を減らして大都市圏の学生が本当に行きたい地方大学に行かせてやって欲しい」・・・ということにもなりますよね。
つまり「早慶」などの有力大学が合格者を出し過ぎるから、仕方なくみんな早慶に行っていて、地方の岩手大学や福島大学などにはあまり行かないので、大都市圏の大学の定員を減らしてほしい・・・、ということじゃないですか!
これ、マジですか? ワタクシは正直のけぞりました・・・・・・。いやいや、入りやすい大学ならほかにごまんとあるわけで、学生はそういう基準で大学を選んでないのは明らかでかしょう。
こんなこと、新聞の記事にすること自体、メチャクチャ恥ずかしいのでは?東京の大学に来ている、地方の大学生に聞いてみればいい。「君たちは、本当は地方の◯◯大学に行きたかったのに、定員が少ないから仕方なく東京の××大学にきたのか?」と。
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