映画「ひとよ」は家族の再生を描く人間ドラマだ 俳優たちが出演熱望する白石和彌監督の新作

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11月8日より全国公開される映画『ひとよ』は、多くの俳優たちが出演を熱望する白石和彌監督の最新作だ(東洋経済オンライン読者向け試写会への応募はこちら) © 2019「ひとよ」製作委員会

父親の度重なる暴力から子どもたちを守るため、母は父を殺害し、罪を背負うことを決意した。

9月30日(月)に独占試写会を開催します(上記バナーをクリックすると応募画面にジャンプします)

「もう誰もあんたたちを殴ったりしない。これからは好きなように暮らせる。自由に生きていける。何にだってなれる」。だが、そんな母の願いとは裏腹に、3兄妹の運命はあの夜を境に大きく狂ってしまった――。

第42回日本アカデミー賞で最多12部門の優秀賞に輝いた『孤狼の血』の白石和彌監督の最新作・映画『ひとよ』は11月8日より全国公開される。ひと夜の事件をきっかけに人生が狂ってしまった家族の、葛藤や戸惑いなどを通じて「家族の絆」「究極の愛のかたち」を問いかけるヒューマンドラマだ。

「家族の絆」を問いかけるヒューマンドラマ

原作は鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞戯曲・シナリオ賞などを受賞した劇作家・桑原裕子率いる劇団KAKUTAの代表作となる同名舞台である。

この舞台を見た、映像制作会社ROBOTの長谷川晴彦プロデューサーは、「白石監督の内面的な優しさ、そのパーソナルな部分から本作を描いてもらったら面白いのではないか」と感じ、当時、『凶悪』などハードな作品のイメージが強かった白石監督に、あえてパブリックイメージとは違う、家族を題材にした物語をオファーすることにした。

対する白石監督も「僕自身、家族の話はどこかでやらないといけないだろう、という思いがあった」と感じていたそうで、このオファーを快諾。くしくも白石監督の前作で、香取慎吾が主演した『凪待ち』が、血のつながらない家族をテーマにした作品となっていたが、そうした流れを本作にも感じることができる。

今、多くの俳優陣が出演を熱望する白石作品ということで、次男・雄二役の佐藤健、長男・大樹役に鈴木亮平、長女・園子役に松岡茉優、母・こはる役に田中裕子と、主役級のキャストが共演する。

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