ココイチ社長が激白!「聖地」インド進出の勝算 日本式カレーはインド人に通用するのか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

――ここ最近は、段階的に値段を上げてきました。今後値上げの可能性はあるのでしょうか。

できれば上げたくない。ここで止められるなら止めたい。ただ、原材料価格はどんどん上がっている。原料を加工してもらっている工場やメーカーの人件費も、物流費も上がっている。自分たちだけ価格を抑えることはできない。働いてくれる社員にも、ほかに負けないぐらい給料を出したいという思いもある。

上昇するコストはどこかで吸収しないといけない。オペレーションを見直すなどして、それでも吸収できない分をお客に負担してもらう。最後の最後に「もうこれはお願いするしかない」となれば、将来も必要に応じて値上げをする。ただし、便乗値上げだけはまったく考えていない。

値上げしてもファンが支えてくれた

――ほかの外食チェーンでは値上げをすると、客数が減ることが多い中で、ココイチは値上げしながら客数も維持できています。

「ちょっと値段が上がったけど、店も社員もイキイキしていて、気持ちよく食事させてもらったのでよかったね」でないとダメ。明るい接客や気配りなどは、いつもフランチャイズのオーナーや社員に語っている。

やはりファンが多いというのがいちばん大きいかもしれない。ファンの方には、本当に助けていただいている。自分オリジナルの好きなカレーがあって、「今日カレー食べたいな」と思ったときにココイチを思い出してくれる。

例えば、「ロースカツ、チーズミックス、ご飯400グラム、2辛。俺はいつもこれなんだよね」というお客は、20円上がったとしても、それほど気にされない。2辛にする時点で40円アップする。テーブルにも「とび辛スパイス」を置いているから、それをかけたら40円を払わなくて済む。あえて「40円払っても2辛がいい」というお客は「20円上がるから1辛にして、あと1辛分はとび辛スパイスをかけよう」とか、そんなことをしない。

――創業者の宗次徳二氏、その奥さんの直美氏、そして前社長の浜島氏から、今年3月に4代目社長の職を引き継ぎました。人件費や原材料の上昇が続き、ここ数年は営業利益が伸び悩んでいます。

宗次夫妻から浜島・前社長がバトンを受けて、そのときは株式上場したばかりだった。まだまだ会社、組織として改善するべきところがあった。その後、東証一部に上場して、浜島・前社長が17年間で会社を成長させた。借金もなくなり、健全な形になった。

新社長として、海外でいろんなものを見てきたことも含め、新しい感覚を持って経営する。時代はどんどん変わっていく。少し先を見ながら新しいことにチャレンジして、今の「カレーハウスCoCo壱番屋」を時代に合わせて変化させていくのが、私の仕事だと思っている。

佐々木 亮祐 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ささき りょうすけ / Ryosuke Sasaki

1995年埼玉県生まれ。埼玉県立大宮高校、慶応義塾大学経済学部卒業。卒業論文ではふるさと納税を研究。2018年に入社、外食業界の担当や『会社四季報』編集部、『業界地図』編集部を経て、現在は半導体や電機担当。庶民派の記者を志す。趣味は野球とスピッツ鑑賞。社内の野球部ではキャッチャーを守る。Twitter:@TK_rsasaki

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事