子どもの時に覚えた外国語はどの程度残るのか バイリンガルになるかは"子ども自身"が選ぶ
成長すると家庭外で過ごす時間が伸びていく
両親がそれぞれ別の言語の母語話者で、子どもにはそれぞれの母語で話しかける場合、子どもがバイリンガルに育つこともあります。しかし、そうはならない場合も事実としてあります。
子どもが赤ちゃんのときであれば、環境はほぼ親がコントロールできるかもしれません。話しかける言語はもちろん、何を食べさせるか、どんな服を着せるか、部屋の温度はどのくらいに設定するか、なども含めてです。
しかし、家庭外の園や学校に行き始めれば、子どもにとっては、そこでの人間関係も大切になってきます。子どもの成長に伴い、一日の起きている時間の中で、そういった家庭外で過ごす時間は増えていきます。
例えば父親が日本語の母語話者、母親が英語の母語話者で、日本に住んでいるという場合、地域の園や学校に行けば、そこでは誰もが日本語を使っています。そうなると園や学校に行く前には英語と日本語という2つの言語を聞き話していた子どもでも、生活の中で日本語を使う時間がどんどん増えていくのです。


















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