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アジア狙う謎の日本ブランド「ユビソオ」の正体 パクリのパクリ?がマレーシアで急拡大

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  • 池滝 和秀 ジャーナリスト、中東料理研究家
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クアラルンプール在住の消息筋は「経営者は中華系マレーシア人のようだが、具体的な氏名は確認できていない。ユビソオとは別名で企業の登記がされている可能性もある。彼ら自身がコピー企業ということを十分認識しているので、正面から実態を把握するのは難しいだろう」と解説する。

マレーシアで少なくとも61店舗を展開

現地では、世界的に急成長するメイソウを模倣した「パクリのパクリ」であるユビソオが先駆けてマレーシア国内に広がったものとみられている。2015年ごろに1号店を開店させ、マレーシア国内で少なくとも61店舗を展開しており、海外進出にも意欲的だ。

商品の裏面には東京・六本木の本社所在地が記載されている(写真:筆者提供)

ユビソオはマレーシアの大手不動産会社の複合施設にテナントとして入居しているほか、巨大流通企業のイオンの子会社イオンマレーシアの商業施設にも入っている。中にはダイソーが入っている商業施設に入居しているケースもある。ユビソオと契約関係にあるイオンにユビソオの経営実態について問い合わせたが、「顧客の個別の情報については答えられない」としている。

現地在住の日本人がユビソオをユニクロやダイソー、無印良品と誤認することはないとみられるが、ある在住者は「ユニクロのロゴとあまりにも似ているのでびっくりした」と話す。

ただ、前出のジェトロの担当者は「ユビソオは衣類の専門店ではないので消費者がユニクロと勘違いすることはないだろう。利用者も明らかに違う店として認識しているのではないか」と指摘する。あるマレーシア人は「大半の人はユビソオが日本をイメージしたコピーブランドということを知っているようだ」と話す。

「レゴ」に酷似したブロック玩具も売られていた(写真:筆者提供)

だとすれば、目くじらをたてるような問題ではないのだろうか。

前出のクアラルンプール在住の消息筋は語る。「ユビソオは、当初はダイソーを模倣した品ぞろえとなっていたようだ。ダイソーのマレーシア法人は、ユビソオの模倣を問題視していて、裁判を起こすときのための証拠集めとして、こまめにユビソオ各店舗の品ぞろえをチェックしていたという話もある。ただ、ユビソオ側でも対策を取っていて、最近はダイソーに置いてある商品をあえて外すなど、独自のラインナップを作ろうとしているようだ」。

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