「会話のある夫婦」が子どもの自立を促す理由 「子どものトラブル」の裏にある夫婦の問題

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夫婦でもっと相談して、いっしょに生活(家事)をし、いっしょに子どもを育てていきたい! と思っているものの、お互いが、お父さんとお母さんという新しいステージに入って戸惑っているうちに、「会話しないほうがラク」という方向に向かってしまったのでしょう。

夫婦でもっと仲よく会話したいと思っていても、できないイライラが態度に出てしまう。そして、夫婦の会話がギクシャクしていると、子どもは、自分の力でなんとかお父さんとお母さんを仲よくさせようと気を遣います。

じつは、子どもは大人どうしの会話を聞いて、自分なりにいろんなことを考えているのですね。

子どもが幼いうちは、おちゃらけてみたりふざけてみたりして、親を笑わせようとします。少し大きくなると、いたずらや悪さや反抗といった変な行動をとることで、ふたりを向き合わせようとしてしまいます。もしくは、子どもが自分自身を責めてしまうこともあります。

会話が多い夫婦の子どもは、情緒が安定する

子ども自身がリラックスできないために、変な行動をとる。すると、その子どもを見て、親もまたイライラしてしまう。

こうした負のスパイラルに陥らないためには、子どもとの関係性以前に、まずは夫婦の会話を見直しましょう。

お父さんとお母さんがお互いに向き会って仲よくする姿を見ることで、子どもは安心して、のびのびと自分の思いを育むことに集中できます。

仲のいい夫婦というと、いつも手をつないでニコニコ、毎日ハグやキスするのをイメージする方もいるかもしれませんね。

でも、仲よし夫婦のかたちは、それぞれ。夫婦で力を合わせて家族を育んでいこうとする思いが、子どもに伝わればよいのではないでしょうか。

わかりやすいのは、まずはいっしょに家事をすることです。実際、夫が家事を積極的に行う夫婦は、しない夫よりも夫婦仲がいいという結果が出ています。

家事というと、掃除や食器の後片づけなどを思い浮かべますが、それを含め、家族の生活をデザインし、プロデュースして、どのように家族を育てていくのか、ということです。

これは、夫と妻と子どもが協力してとり組むべき一大事業です。

その過程の中で、夫婦の会話を少しずつ磨いていきましょう。コツを学べば、夫婦の会話も関係もよくなり、賢い子に育つはずです。

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