自律神経を整える正しい呼吸法は意外と難しい ほとんどの人は正しく「深呼吸」できていない

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このとき、呼吸が荒い方は呼吸の最初に勢いをつけています。一般的に「深呼吸」と言われる状態です。「深」という文字がついていますが、実際には深くは吸えていません。いきなり吸って、いきなり吐いてしまうと、呼吸は荒く、浅くなってしまうからです。

私は呼吸の指導をする際に、「深呼吸」と「深い呼吸」を分けています。呼吸を整えるときに必要なのは「深い呼吸」です。決して、いきなり吸ってがくんと吐く「深呼吸」ではありません。では、どうすれば「深い呼吸」になるのでしょうか。

呼吸の終わりを意識する

まず「呼吸の終わり」を意識しましょう。「しっかりと吐き切る/吸い切る」ということです。

下図を見てください。呼吸というのは、自動的に行われるもの。息を吐き出せば、次に吸う息がきます。その流れのまま、最初は自然に息を吸い込みます。後半になるにつれて、意識的に息を吸うようにします。「呼吸の終わり」を最も意識し、限界まで吸い切るようにします。

このように「自然な状態」「能動的な状態」を使い分けることを、瞑想の世界では、「Beの状態」「Doの状態」と呼びます。

勝手に呼吸が沸き起こる前半の部分を「Beの状態」、つまり自分が力を加えずにただ呼吸をする、あるがままの状態としてのBe。一方、能動的に呼吸をする後半の部分を「Doの状態」としています。しっかりと吐き切る、吸い切るために、Doの状態ではちょっぴり呼吸を手伝ってあげるイメージです。

「頑張って深く呼吸しよう」と思っても、しっかり吐き切ったり吸い切ったりすることは難しいもの。そこで「呼吸の終わり」を意識することが重要です。

呼吸を前半と後半に分け、Beの状態とDoの状態を使い分けるようにすると、呼吸がびっくりするくらい深まります。実際、ZERO GYMのお客様の中には、これを意識しただけで、呼吸が1分間に3回で終わった人もいるくらいです。ぜひ試しに行ってみてください。

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