就活生の本音は「インターンで決めてほしい」だ

「就業体験」を超えた役割を担うようになった

インターンシップの当事者は学生だ。その多くは理念にとらわれず、インターンシップ選考を認めている。「インターンシップからもっと多く採用選考すべきだ」と積極的に支持する学生は、文系学生20%、理系学生21%に達する。

また、「通常の選考以外にインターンシップからの選考もあっていい」という許容派は文系53%、理系61%と過半数を占める。支持・許容を合わせると約8割だ。反対に、「インターンシップを選考とリンクさせるべきではない」という理念派は、文系22%、理系18%にとどまる。

大人たちはインターンシップのあるべき姿を論じ、「インターンシップ(就業体験)によって成長してほしい」「成長の場であるインターンシップで選考するのは邪道」と主張する識者が多いが、学生の8割は「さっさと選考してほしい」と考えているのだ。

ミスマッチを防げるメリット

インターンシップで選考してほしいという理由を紹介しよう。まず従来型の選考よりもインターンシップのほうがよい結果をもたらすという意見だ。面接による選考に対する不信感と言ってもいい。

「ミスマッチが減らせる。どっちにとってもよい」(早稲田大学・文系)

「面接よりもありのままの学生を見ることができるのでいいと思います」(大阪経済大学・文系)

「インターン応募時も選考を経ているので、本選考と同じ扱いでもいいと思う」(奈良先端科学技術大学院大学・理系)

「構わない。企業側が長い時間学生と接し、優秀な人材を見極めたいと考えるのは当然のこと」(和歌山大学・理系)

「本選考のフローを短縮できて効率がよい」(関西学院大学・文系)

「お互い理解を深めたうえで選考できるから悪いことではないと思う」(千葉大学・理系)

地方学生からは「地方からわざわざ向かった場合、少しでも選考が動いてほしい」(北見工業大学・理系)という意見もある。

ただし、「地方出身者にとっては首都圏、もしくは大都市圏まで行く必要があるものが多いため、不利であると感じる」(熊本大学・文系)という否定的なコメントもあった。いずれも地方学生の「参加しづらい」というデメリットを訴えているわけだ。

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