ゲームもいろんな業種で取り入れられているようだ。かなりややこしいビジネスも、ゲームにしてみると理解しやすいし、楽しく学べるからだろう。
・ニトリ「ゲームの形で会社の歴史背景やビジネスモデルを理解できて、楽しかったです」(早慶大クラス・文系)
・トヨタ自動車「ゲーム形式のインターンシップ」(旧帝大クラス・理系)
・KADOKAWA「プログラムの面白さ。出版されていない小説の原稿を読み、企画を立てるというもの」(旧帝大クラス・文系)
単なる「就業体験」でない
インターンシップ選考に関するコメントを読み進めていくと、学生の意識は大人の論議とかけ離れていることがわかる。産学のインターンシップ論議は、学生の本分、成長機会と高邁な理念を掲げるが、学生は「そんなことは大人に任せる。大事なのは私の就職」と考えているようだ。
学生ばかりではない。「インターンシップ=就業体験」という呪縛を振り捨てた企業が多くなっている。今回紹介した学生コメントは2020年卒のものだが、2021年卒のインターンシップではさらに選考型が多くなるだろう。
インターンシップ本来の理念からは逸脱しているが、この変質はそれほど悪いものではないように思える。
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