レアル移籍の久保建英は世界で爪痕を残せるか

コパ・アメリカのサッカー日本代表はどうなる

キャプテンマークを巻くことになる柴崎はチーム全体のリーダー。2018年ロシアワールドカップベスト16強の主力であり、森保ジャパン発足後もコンスタントに呼ばれ、大黒柱と位置付けられてきた。

「柴崎が鹿島アントラーズにいた時代には何度も痛い目に遭ってきた」と森保監督も一目置いている存在で、自らのサッカーを実践するうえで欠かせないピースという認識もあるようだ。

確かに国際Aマッチ36試合出場を誇る彼の戦術眼の高さやゲームコントロールは経験不足の陣容で戦う今回の日本代表にとって極めて重要。それを認識しているからこそ「もう一度、しっかりと自分の力を証明したいですし、今の自分にできるベストを尽くさなきゃいけないと個人的に思います」と柴崎は発言。静かな闘志を燃やしているのだ。

ボランチは6月2連戦に初招集されながら出番のなかった中山雄太(オランダ・ズヴォレ)とのコンビがファーストチョイスと見られる。中山はDFもできる守備的なタイプで、柴崎の展開力やパスセンスを引き出す意味でも相性がいい。

「誰と組んでも同じパフォーマンスを出せるようにしなければいけない」と柴崎は常日頃から口癖のように語っているが、その適応力や柔軟性を今こそ、遺憾なく発揮しなければならない。

彼自身も今季ヘタフェではリーグ7試合しか出場できず、来季に向けてより出番の多い新天地を探さなければいけない立場でもある。個人的なアピールの意味も込めて、この大会では本来の輝きを取り戻す必要があるだろう。

最大の注目はレアル移籍の久保建英

そして最大の注目は久保だ。18歳5日で迎えたエルサルバドル戦で代表初キャップを飾ったばかりのアタッカーは、名門・レアルが才能を認めただけの逸材だ。

小学校時代をバルセロナのカンテラ(下部組織)で過ごし、14歳の時に帰国してFC東京の下部組織に入団。すべてのカテゴリーを飛び級で昇格し、16歳だった2017年11月のサンフレッチェ広島戦でJ1デビュー。2018年はフィジカル的な問題でコンスタントに出場機会を得られず苦しんだものの、今季は首位・FC東京の攻撃陣を牽引。誰が見ても絶対的中心であることは間違いなかった。

「17歳でJ1首位のチームであそこまでやれているのは普通のことじゃない」と香川真司(トルコ・ベシクタシュ)も神妙な面持ちで語ったほどの存在感を誇った。

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