日経平均は続落、香港株安や円高進行を嫌気  2万1000円を意識する値動き、薄商いが続く

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 6月13日、東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株が下落した流れを引き継ぎ、朝方から売りが先行。米長期金利の低下を受けてドル安/円高が進行すると、為替に連動する先物売りが出て下げ幅を200円近くまで拡大した。写真は東京証券取引所で昨年10月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株が下落した流れを引き継ぎ、朝方から売りが先行。米長期金利の低下を受けてドル安/円高が進行すると、為替に連動する先物売りが出て下げ幅を200円近くまで拡大した。大規模デモの影響が懸念される香港で主要株価指数のハンセン指数<.HSI>が下落したことも投資家心理を冷やした。後場は様子見ムードの中、日銀によるETF(上場投信)買いの思惑などで下げ渋った。

TOPIXは0.82%安で取引を終了。東証1部の売買代金は1兆9028億円と薄商い。2兆円割れは6日連続となった。業種別では、石油・石炭、海運、証券などが値下がり率上位になった。上昇したのは保険の1業種のみだった。米フィラデルフィア半導体指数が下落した影響で、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテス<6857.T>、信越化学工業<4063.T>などの半導体関連が下げて指数を圧迫した。

市場では「ここからの上昇余地は大きくないとみた個人などが様子見姿勢になった。日本時間では動きにくい相場が続いている。オプションの建玉にも大きな偏りがなく、あすのメジャーSQ(特別清算指数)算出を前に節目の2万1000円を意識する値動きになっている」(eワラント証券投資情報室長の小野田慎氏) との声が出ていた。

個別銘柄では、ジャパンディスプレイ(JDI)<6740.T>が反落した。同社は12日、白山工場(石川県白山市)の一時稼働停止と茂原工場の後工程ライン(千葉県茂原市)の閉鎖や希望退職者1200人を募集するなどの大規模なリストラ策を発表したが、経営再建の難航を懸念する売りが出た。

東証1部の騰落数は、値上がり394銘柄に対し、値下がりが1673銘柄、変わらずが74銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      21032 -97.72

寄り付き    21040.91

安値/高値   20932.13─21111.23

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1541.5 -12.72

寄り付き     1545.5

安値/高値    1533.01─1548.92

 

東証出来高(万株) 117485

東証売買代金(億円) 19028.15

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