仕事はできるのに「軽んじられる人」の話し方

相手との関係性を変えるたった1文字の違い

ここではよくある失敗をご紹介します。

発言したり自分の意見を述べたりするときに、語尾が「~と思います」では頼りなく見えます。できる限り「です」「ます」と言い切るようにしましょう。

もちろん「悲しいと思います」と、事実「思っている」感情を伝えるのであれば問題ありません。注意すべきは、ただ口癖のように「思います」と文末をまとめてしまうことです。

× 「頑張りたいと思います」
→ ○「頑張ります」「努力します」「尽力します」「精一杯、力を尽くします」

言い切るのが強すぎる、そこまでの自信がないという場合は、「思います」より「考えています」を使うとよいでしょう。

思考した跡があるため「思う」より高次な言いまわしです。今後の予測であれば、「見込みです」「予定です」という言葉も使えます。

例)×「うまく交渉できると思います」
→ ○「うまく交渉できると考えています」
例)× 「今月中にはお出しできると思います」 
→ ○「今月中にはお出しできる見込み(予定)です」

このように、「感じます」「考えます」、これからのことであれば「見込みです」「予定です」と言うと、しっかりした印象になります。

信頼を損ねるお詫びと、信頼感が損なわれないお詫び

お詫びをするときは、つい、その理由を話したくなるものです。しかし、聞いているほうからは言い訳にしか映りません。それでは逆効果になってしまいます。

それよりも、その場で求められていることにすぐ取り組んだほうがよいでしょう。例えば仕事場に遅刻したときは、すぐ仕事を進めること。話し合いであったら、すぐ話を始めることです。謝罪したらすぐ今やるべき行動に移る、という姿勢を見せるほうが信頼回復につながります。

「すみません。すぐに取りかかります。何時までに仕上げます」
(謝罪 + 相手の求めていることを伝える + 行動)

そもそも、謝罪の場面で、理由をすべて話すと損をします。正直であればよいというものではありません。周囲からの印象としては「いい人なんだけれど」「もうちょっとうまく立ち回ってくれたらな」と思われているかもしれません。

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