相手との距離をスッと縮める人の"絶妙な言動" ノートPCを真正面に置かないほうがいい理由
こんにちは、矢野香です。NHKでキャスターを務めたのち、現在は大学教員として心理学、主に人から評価される話し方や、人の印象がどう決まるのか、などコミュニケーションについて研究しています。
良好な人間関係を築く「暗示」効果とは
ビジネスパーソンであれば「マナー研修」を受けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。敬語はこう、姿勢はこうで、名刺交換はこんなふうにやって、と事細かく教えられ、苦手意識をもったという話も聞きます。
確かにそうしたマナーは覚えておくに越したことはありません。しかし、今教えてもらっているマナーは、本当にあなたの人間関係に望む結果をもたらしたでしょうか?
本当に大事なのは、実は「マナー以上の伝え方」なのです。
例えば、少しマナーが崩れていても、「なんか感じのいい人だな」「また会いたいな」と思わせる人もいれば、しっかりとマナーを守っていても、もうこれっきりという人もいます。敬語に気をつけながらお願いしているのに、なかなか受け入れてもらえない人もいれば、間違った敬語を使っているのに、簡単に相手のOKをもらう人もいます。
この差は何でしょう?
そこには、心理学でいう「暗示」が影響しています。心理学では、言葉や表情が相手の無意識に「暗示」として伝わり、その後の人間関係に影響を与えることがわかっています。
「なんか感じのいい人だな」と思わせる人、人間関係がうまくいっている人は、「暗示」をうまく使っています。
ここでは、とくに初対面の相手にも使える「暗示」の方法をご紹介します。
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