煙たがられる人がやっている「ウザい話し方」 実は重要なのは「間」だった
「間法」使いの名人たち
実は、小泉進次郎氏は「間」の使い方が絶妙な、「間法」使いです。たとえば、衆院選最終日の演説での一言。
「この選挙は(3秒の間)、感謝で始まり(1秒)、感謝で終わり(2秒)、横須賀で始まり(2秒)、横須賀で終わり(2秒)、スカジャンで始まり(1秒)、スカジャンで終わります」
このように文節ごとに「間」を入れているので、聞き手に一言一言が浸透しやすいのです。
演説の最後は、感極まって「今まで支えていただいた方、そのすべての恩に、心から」で言葉を切って、涙をこらえながら10秒以上の長い「間」。ここで拍手がわき起こり、「頑張れー」の声援が飛びました。
進次郎氏の場合、言葉自体も簡単でわかりやすいというのもありますが、「間」を入れずに一気に伝えていたら、それほど聞き手には響かないでしょう。「間」が感動的な演説を演出しているのです。


















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