相手を動かす!説得力抜群のグラフを作るコツ 数字が苦手な人にも伝わりやすくなる

拡大
縮小
「数字に弱い人」にもわかりやすいプレゼン資料を作るには、あるコツがあります(写真:PeopleImages/iStock)
デキるビジネスマンの条件は数字に強いことである、それは誰もが認めるところでしょう。しかし、世の中には数字に強い人ばかりではないため、いくらこちらが数字を用いて論理的に話しても、上司にはイマイチ響かない……なんていう場面も多々あります。
そこで、数字に弱い上司や部下にも簡単に理解してもらえるコツを、事業開発やマーケティングなどを手がける“数字のプロフェッショナル”中尾隆一郎氏に聞きました。

わかりやすく説明すると、聞き手は態度変容しやすい

データを集め、分析し、完璧なグラフを作って会議やプレゼンに臨んでも、上司や役員はいまいちピンときていない顔……。

上司が数字に強くて、すぐ理解できる方であればいいですが、世の中、必ずしも数字に強い人ばかりではありません。グラフの読み解き方の解説に時間を取られて、肝心なアピールポイントまでなかなかたどり着かない、なんていうこともあるでしょう。

そんなとき、ほんの少しの工夫で、格段にわかりやすく訴えることができます。

また、この“人に伝わるグラフのコツ”は、数字に弱く「君の資料はわかりにくい!」と言われてしまう人にとっても有効です。ぜひビジネススキルとして身につけましょう。

図1を見てください。このグラフは営業組織間の比較のグラフです。比較する軸を個人あたりの平均売上で見ています。(ここでは話を簡単にするために平均を扱っています)

[図1]

次ページまずはタイトルで言いたいことを主張
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情
Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT