相手を動かす!説得力抜群のグラフを作るコツ

数字が苦手な人にも伝わりやすくなる

[図2] 

数字が必ずしも得意ではない上司に対して、上手に伝えるためのポイントは3つです。

1つめは、いちばん上の「タイトル部分に最も伝えたいこと」を書くことです。

今回の事例では、「G(グループ)平均売り上げに差がある」と書きました。これであなたが、このグラフで伝えたいことが何か明確になります。ところが、タイトル部分を「Gごとの平均売り上げ」などと表記すると、同じグラフなのに、上司は、グラフから何を読み取ればよいのか考え出します。すると、その上司が数字に強くても弱くても、あなたが伝えたいことと別の解釈を行うかもしれません。いったん別の解釈をした人の考えを変えるのは、手間がかかります。

一方、グラフに「Gごとに平均売り上げに差がある」というタイトルをつけると、上司は、グループ売り上げに差があるのだという前提で、グラフを見ます。解釈の余地は、「どれくらい差があるのか?」という点に絞られます。タイトルを一般的な表記から、「あなたが伝えたいこと」に変更するだけで、大きな差が生まれます。

比較対象を明確にすることが重要

2つめのポイントは「比較対象をわかりやすく表示している」ことです。このグラフでは、全国平均の売り上げ額を比較対象としています。具体的には、全国平均の売り上げを示す棒グラフの上部から左右に線を伸ばし、この線を比較対象として想定していることを図示しています。これで上司は、私が何と比較しているのかが簡単に理解できます。

3つめのポイントは、見せ方の工夫。全国平均の棒グラフの先から左右に棒線を加えていますが、その線と各エリアグラフの上下に矢印を加えて、差異を強調しています。

この2つめ、3つめのポイントによりいちばん伝えたい「Gごとに平均売り上げに差がある」ことがわかりやすく上司の頭に入っていきます。

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