相手を動かす!説得力抜群のグラフを作るコツ

数字が苦手な人にも伝わりやすくなる

次に、図2を見てください。これはオリジナルの図1を一部改良したものです。具体的な違いは、縦軸の交点を0から250に変更したことです。これにより、全国平均と比較対象の各エリアの差異が強調され、違いがわかりやすくなります。

ただし、これはあくまでも分析するあなたが「強調したい」ときに使うテクニックです。何が言いたいかというと、実際は大して差異がないのに、差異を見せるために使うのは本末転倒だということです。相手(今回でいうと上司)を見せ方でだますようなことをしてはいけません。

作為的でなくとも、ときどき表計算ソフトが自動設定でこのような差異を強調するグラフを作りあげてしまうケースもあります。そしてその結果、分析者自身が、そのグラフを見て、実際には差が小さいのに、差が大きいのだと勘違いしてしまうことがままあるのです。これはグラフの見せ方による錯覚。つまり軸を変更させるときは、「実際に差異があり、わかりやすくするために軸の変更を使用し強調するのだ」程度に利用に歯止めをかけておいたほうがよいでしょう。

伝えたいことを強調すると違いがわかりやすくなる

[図3、図4]

次の図3は、「グループ平均売り上げに差がある」理由が商品Aにあるのか商品Bにあるのかをチェックしています。

次ページさらに裏づけの比較を入れると効果アップ
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