危ない食品を見分けられない人が被るリスク 不自然な食品は人間の脳と体をむしばむ
近年、欧米では超加工食品のリスクが注目されています。超加工食品とは常温でも長期間保存できるよう、高度に加工された食品のことです。
超加工食品が知られるきっかけになったのは、ブラジル・サンパウロ大学の研究者らが提唱した、食品を加工の程度で4つに分類したNOVA分類です。
NOVA分類で最も加工度の高いグループ4に分類される食品が「超加工食品」で、「一般家庭での調理に使用されない物質、カゼイン、硬化油、加水分解タンパク質、液糖、香料、甘味料、着色料、安定剤、防腐剤、乳化剤などを含む食品。例えば大量生産された菓子パン、スナック菓子、菓子類、ミートボール、肉製品、インスタントラーメンなど」となっています。
超加工食品をどれくらい口にしている?
普段どれくらい超加工食品を口にしているかは、次の項目をチェックするといいでしょう。
□仕事の休憩には甘いコーヒーや炭酸水
□ランチはハンバーガー
□疲れたら甘いお菓子を食べて気分転換
□自炊はほとんどしない
□コンビニの弁当やスーパーの惣菜をよく食べる
□ハムやソーセージをよく食べる
□みそやしょうゆはだし入りを活用
□自炊には合わせ調味料(鍋の素など)を使う
□加工食品を購入するときに原材料をチェックしない
誰しも1つくらいは当てはまりそうです。現代人にとって、超加工食品は普段から口にすることが多い、とても身近な食品です。
にもかかわらず、近年、欧米では超加工食品が健康に与えるリスクが指摘され始めています。今年2月には、『JAMA Internal Medicine』に「ジャンクフードを食べると死亡率が上がる」という大規模調査報告が掲載され、さらに注目が集まっています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら