交渉下手な人は「準備」のやり方を知らなすぎる 「準備ノート」をつくることから始めよう

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プレゼンや交渉が苦手という人は事前の「伝えるための準備」が足りないだけなのかもしれません(写真:ijeab/PIXTA)

あなたは「準備」という言葉に、どんな印象を持っていますか?

多くの人は、「ちょっと面倒くさい」「できればやりたくない」ものだと思っているのではないでしょうか。

しかし、実は「準備」こそが、人生のさまざまな場面での成功・失敗を決めているファクターなのです。拙著『すごい準備 誰でもできるけど、誰もやっていない成功のコツ!』でもご紹介していますが、この「準備の力」さえ身に付ければ、誰でも人生を変えるきっかけをつかむことができるでしょう。

「準備を制する者は、人生を制す」

私は日本テレビで25年以上にわたり、テレビ番組を制作してきました。1つの番組をつくるためには、社内で企画を通す、撮影したいお店などから取材許可をもらう、人気タレントに出演を依頼するなど、交渉の連続です。

なかには取材NGのお店や、多忙でなかなか出演してもらえないタレントさんもいて、それを何とかして口説き落とさなければ番組を完成させることはできません。交渉に臨む日々の中で、私が実感したのは「準備すること」の大切さです。

私がやっている準備とは、「相手に自分の思いや考えを伝える準備」、つまり、コミュニケーションのための準備です。

この「伝える準備」ができているかどうかで、交渉の結果は大きく違ってきます。準備というと、書類をそろえたり、日程調整をしたり……という作業にばかり目を向けがちですが、本当に大切なのは「伝えるための準備」なのです。

私は実際、準備の力で『¥マネーの虎』のMCを吉田栄作さんにお願いしたり、織田裕二さんやマツコ・デラックスさんにスペシャルドラマへの出演を依頼したりするなどして、数々の番組を作り上げることができました。

「伝える準備」さえできていれば、仕事はもちろん、恋愛などプライベートな人間関係でも、自分の思いをしっかり相手に伝えることができ、自分が望んでいる最高の結果を手に入れることができるでしょう。

まさに、「準備を制する者は、人生を制す」なのです。

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