ひざの痛みに悩む人が意外と知らない根本原因

湿布やサプリが「効く」「効かない」の差

ひざの痛みは小中学生のときに起こる成長痛か、中高年になってあらわれるひざの皿周辺の痛み(膝蓋腱炎、膝蓋下脂肪体炎)が定番でしたが、最近はランニングなどをやり過ぎてひざの外側に痛みが出る「ランナーズニー」という症状で来院される患者さんも増えています。

これらのひざの痛みは一見バラバラなようですが、原因は共通しています。そう、やはり頑張っている場所とサボっている部分があるということです。

本来、ひざの屈伸運動は、股関節、太ももの筋肉、足首など、さまざまな部分が連動して可能になります。

しかし足首と股関節は動きを意識しにくくサボりがちの傾向があり、それらの動作をカバーするために太もも前側の筋肉が頑張ってしまいます。

太もも前側の筋肉が過剰に使われると、同時にひざの皿を脛に留めている腱(膝蓋腱)や皿の下の部分(膝蓋下脂肪体)が引っ張られて炎症を発生し、痛みが出るのです。

これがさまざまなひざの痛みの基本的な原因です。

「年齢やシチュエーションが違えばひざの痛みの原因も違うだろう」と思われがちですが、実は大もとのところは同じです。

焦って手術をする前に「動き」を変えてみよう

サボっている部分と頑張っている部分は人それぞれなのだとしたら、いろいろな症状の表れ方があってもいいはずです。

『やってはいけないセルフケア 肩こりは肩をもんでも治りません』(KADOKAWA)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

それなのに、肩こりや腰痛、ひざの痛みなど、特定の部分にあらわれやすいのは不思議だと思いませんか?

なぜそうなっているのかというと、体内にはサボっている部分の肩代わりしやすい部位があるからです。首や肩、腰、ひざはとくに肩代わりしやすいということです。

「手術をしないと治らない」と言われたら焦ってしまいますが、そんなときは一度理学療法士のもとを訪れてみてください。
理学療法士は動作を見抜くプロですから、どこがサボっていてどこが頑張っているのかを教えてくれるでしょう。

そして頑張っているところの負担を減らすような動き方を指導してくれるはずです。

これで痛みが軽減するようなら、あわてて手術しなくても大丈夫です。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • ブックス・レビュー
  • スナックが呼んでいる
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • インフレが日本を救う
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
超大型機をハワイ線に投入<br> 全日空「A380」就航の成否

総2階建ての世界最大旅客機「エアバスA380」。ANAが国内で初めて導入し、5月24日に無事初便就航となった。路線は成田―ホノルル線。ハワイはJALの牙城だ。攻め入るANAの意気込みと「事情」を追う。