「品質」「コンパクト」にこだわる必要がない
3つめの理由は、アフターサービスがいいイメージがある、と言う。
壊れない製品じゃなくても、すぐ直しに来てくれればいい、というのだ。
サムスンのアフターサービスはみんな利用したことがあるようだった。
そして、口を揃えて言うのが、彼らは来るのが早いということ。
さらにインドでは、お手伝いさんがいることが珍しくないので、
仕事で外出していても修理に対応できる。
過去にそういう経験を持っている人が多いため、
品質の高さにはそこまでこだわらないのが現状のようだ。
インドのキッチンは広い。
コンパクトなものが必ずしも好まれるということはない。
いつも冷蔵庫に入ってるものは、野菜ではなくヨーグルトだったりする。
彼らは主食としてヨーグルトを食べるからだ。
なんでも出来る機械にすることや、求められていない機能を伸ばすことは、かえって複雑な印象を与えてしまうことも。
家電に限らず、日本製品、サービスの広告に高い確率で見られる「ジャパンクオリティ」という言葉。黄門様の印籠のような感覚は、もう昔の話。かもしれない。
家電の話を一通り聞いて、もう1つわかったことがあった。
そんなにホームパーティしてるなら、ぼくを呼んでくれよ、と。
みんなのこと盛り上げますよ、ジャパンクオリティで。
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