アフリカのゲームハンティングを阻止せよ
まず一つ目は、アフリカのゲームハンティング阻止に向けて。「突然、なんやねん。。。」とお思いにならず、ぜひこちらのビデオをご覧いただきたい。これは私が長年怒り続けているトピックなのだが、アフリカでは信じられないことに、金持ちのハンター向けにライオンや象を鉄砲で撃たせて稼いでいるビジネスがあるのだ。そしてこれらライオンなどの動物は、鉄砲で撃ち殺されるためだけに、育てられている。
私のアメリカ人の知人でもハンティングが趣味の人がいて、シカなどを撃つのだがまだ彼はそれを食べてくれるからまだましだ。しかし世の中には単に自分の楽しみのためだけに、野生の動物を殺しまくっている人たちがいて、それが合法的なビジネスとしてまかり通っている。
私はクマやシカを「駆除」と表現して殺すことが平然と行われている事にも深い悲しみを抱いているが、このアフリカのライオン撃ち、象撃ちほど人間の残酷な本性をむき出しにした「娯楽」はない。
このゲームハンティングを楽しんでいるヒト全員に天罰が下ることを心から望んでいるが、親愛なる読者の皆様におかれましてはぜひ、「地球・動物界を支配する力を与えられている人間が、他の生き物を不当に虐殺しないように」怒りの声を挙げて欲しい。楽しみながら動物を惨殺するなんて、これほど恥ずべき娯楽がどこにあろうか。
対象が人間だろうと動物だろうと、命がむやみに奪われることが合法的に許される、という事態は、戦争だろうと虐殺だろうとゲームハンティングだろうと絶対に許してはならないのだ。
人間の本能は、魚類と一緒?
お次は熱帯魚の飼育に関して。これほど読者の皆様の関心事項からかけ離れたことを年末にブツブツ書かせていただいて恐縮なのだが、ここだけの話、4歳で金魚を飼い始めてから、私は大量の金魚・熱帯魚・海水魚をこれまで飼育してきた。そこで学んだいくつかの教訓を一方的に押し付けさせていただきたい。
まず熱帯魚はよく水槽で争い、残酷なまでに殺し合うのだが、面白いことに種族が近ければ近いほど、姿かたちが似ていれば似ているほど、互いに憎しみ合い、攻撃しあうのだ。
これはベタ(鮮やかな、小型熱帯魚の一種)やシクリッド(熱帯魚の一種)でよくある現象だが、フラワーホーン(頭部に大きなコブのある、攻撃的な東南アジアの人工交配熱帯魚)とかでも徹底的に近親種を攻撃しまくる。また一番激しく相手を攻撃するのが、自分の巣の近くとか、「テリトリー」を他の魚に侵された時である。
これを見るにつけ、人間でも隣の国のヒトが憎たらしく、またテリトリーに関して全力で攻撃しあうのは人が単なる哺乳類だったその昔、いや、さらに魚類で海の中で生活していた頃の思い出が細胞レベルで流れているのかしら、と想像してしまう。ただし我々霊長類ヒト科には、1600CCを超える頭脳と高度に発達した文明がある。我々一人ひとりが、高度に発達した人間に相応しい、知性と品格ある態度でお互いの隣国に臨みたいものである。
下品で愚かな三流週刊誌で必死に近隣諸国を攻撃して部数を伸ばそうとしている低俗なメディア人を見るにつけ、「レベルが魚と変わらんな」と一笑に付してほしい。読まれる時も決してお買い求めになることなく、立ち読みでぱっとすませよう。
信頼性が皆無の煽情的な週刊誌に、ヒトが持つ野蛮な本能である他者への攻撃性を刺激されて数百円払うくらいなら、年末年始に八坂神社にお賽銭として寄付して、世界平和を祈ったほうがよっぽどよりよい社会を築くことに貢献するだろう。
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