左派政権の汚職で混迷を極めるブラジルの今
ワールドカップも、オリンピックももういらない?

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ワールドカップ開催に向け、スタジアム建設が進むブラジル。現地では、W杯に対し否定的な声も強い(写真:Press Association/アフロ)

さて、最近自宅にブラジル人とペルー人とコロンビア人の友人を招いて南米ボンバイエディナーを行ったのでその時の模様をお伝えしよう。本日はブラジル随一のハンサムボーイ、ダニエル・ベッカーさんにご登場願うことにした。

ダニエルさんはインシアードのMBAで、ブラジルで17年過ごしたのちにアメリカやアイルランドやイタリアや諸々の国で過ごした国際ビジネスパーソンだ。

ダニエルさんは少し前は中国からの輸入業務のためチンタオに足しげく通っていた、アジア通である。なおシンガポールでは私とシムズアベニューに足を運んでドリアンを一緒に食べる、ドリアン・フレンドの一人でもあり、私とはドリアンを一緒によく食べる友人、“ドリ友”でもある。

それではポルトガル語と英語と中国語に堪能なブラジル人エリート、ダニエルさんとのインタビューをご紹介しよう。

ワールドカップもオリンピックも、もういらない?

ムーギー:最近ブラジルでデモが多発していて政情が不安定なようだ。その理由は何か?

ダニエル:いまブラジルは極端な左翼政権で政治が混乱している。教育水準が低い指導者が多くなり、大学も出ていないような政治家ばかりになってしまっている。今の政治混乱ぶりは、1984年の軍事政権転覆に匹敵するかもしれない。ブラジルでは1992年に初めて民主選挙があったのだが、それ以降で最大の混乱ぶりだ。

ムーギー:混乱というと、例えばどんなことで民衆は怒っているのか?

ダニエル:ワールドカップの施設の予算が1000億円から5000億円になったりと、予算管理とかもむちゃくちゃだ。政治の汚職も酷い。汚職への抗議の声が日増しに強くなっており、皆公的セクターの汚職が酷いのを知っている。

今ではオリンピックもワールドカップも、ブラジルにいらない、と怒っている民衆が随分増えている。これは両イベントに膨大な汚職が絡んでいるからだ。

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