こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
そんなつもりがあってもなくても、相手を「イラっと」させてしまう一言をつい発してしまうもの。自覚があればまだいいですが、無意識に使っているとしたら問題です。
「何気ない一言」にこそ注意
私たちは日本語を自由に操って、たくさんの言葉を選んで日々会話をしていると思ったら大間違いです。日常使用するボキャブラリーは意外に少なく、同じフレーズを繰り返していることが多いのです。
そんな中で、相手に不快感を与える口癖があれば、関係性にひびを入れかねません。春には、新しい人間関係を築く機会も増えると思いますので、ご自身の口癖を見直してみませんか?
散々、不平不満を述べたり、相手に要求をした後で、最後の締めとしてこの言葉を使っていませんか?
言いすぎたかな?とフォローするつもりなのか、そこまで強く言ってないよとソフトなニュアンスを付け加えたいのか、そもそもわかってもらうことを期待していないのか、ケースバイケースだとは思いますが、この言葉を言われた相手は、話の内容が自分への要求や批判であれば、「別にいいなら、言わなくていいだろう」という腹立たしい気持ちを強くすると思います。
また、一般的な話であっても、どうでもいい話を聞かされたのかと嫌な気持ちになりがちです。その思いは、相手の話を一生懸命聞いていればいるほど「え? その程度の話だったの?」と肩透かしを感じる要因となるでしょう。
そもそも「~けど」は、逆説の意味合いを持ちます。要するに、「いいけど」は「よくない」を意味するのです。不平不満は強調され、相手への要求に念押しする表現だということを理解することが大切です。上下関係があれば、脅しになることもあるでしょう。
また、次のような使い方もしていないでしょうか。
「もっと早く言ってくれたらよかったんだけど」(責任転嫁)
「言ったところで、どうせ無理なんでしょうけど」(軽蔑)
「そろそろ終わりにしたいんだけど」(遠回しな圧力)
「あの人、性格はいいんだけど」(中傷)
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