東大生が断言!「作文」こそ一番本質的な勉強だ

偏差値35から東大に合格した「僕の書き方」

一体なぜ、作文を勉強の中に取り入れると成績が上がるのでしょうか? それは、作文が究極のアウトプットだからです。

本や授業で知識を吸収するのがインプットで、その情報を使って問題を解いたり誰かに説明するのがアウトプットだと考えると、実はアウトプットのほうが学習効率が高いのです。

コロンビア大学の研究において、インプットとアウトプットは「3:7」の割合で勉強するといちばん記憶が定着するということがわかっています。人は、アウトプットの割合が高いほうが暗記できるのです。

多くの方が勘違いしているのですが、学力が上がる瞬間というのは、授業を受けているときや本を読んでいるインプットの瞬間ではありません。誰かに説明したり、問題を解いたりするアウトプットの瞬間なんです。

そして、アウトプットとしていちばん効果があるのが、作文なんです。作文して何かを説明しようとするとき、丸暗記したことをそのまま書くことはできませんよね。自分の頭で考えて、その事柄を理解して、自分の言葉に直して書く必要があります。

自分の中で納得していないと、1文字も文章が書けないんです。だからこそ、作文をしようとすると記憶が定着するし、問題も解けるようになるのです。

ただインプットだけしているのは、丸暗記しているのと同じです。一問一答の問題にはそれで対応できますが、入学試験をはじめとするもっと難しい試験には対応できません。それに、自分で知識を活用できるようにならなければ、社会でそれを活用することはできません。インプット過多な状態では、いくら勉強しても意味がないのです。

真に求められるのはアウトプット。相手にきちんと説明できるように自分の頭で納得して文章を組み立てるという「作文の力」なのです。

では具体的に、「作文」を取り入れた勉強とはどのようなものがあるのでしょうか? 今回はそれを2つご紹介します。

作文勉強法1:白い紙に作文する「白紙勉強法」

1つは、「白い紙に作文する」という勉強です。今日習ったことや本を読んで理解したことを、白い紙にどれだけ覚えているか書いてみるのです。

何も見ずに、自分の記憶を頼りにして、文字にしてみましょう。どんなことを勉強したのか? 何が重要だったのか? 本の内容や勉強したことを、自分の言葉で再現してみるのです。

これを、毎日習慣的にやってみましょう。勉強したことをすべて書くのは大変ですから、1つの授業でも、今日読んだ本の30ページだけでもいいです。毎日作文し続けることで、この勉強は真価を発揮します。

はじめのうち、僕は2割も白い紙に再現することができませんでした。何も見ないで、自分の記憶だけを頼りに真っ白な紙に書くというのは大変で、僕は毎日自分の記憶力のなさに愕然としていました。

しかし、何度もやっているうちに、だんだん再現度が高くなっていったのです。2割が3割になり、3割が4割になり……。気がつくと、勉強の内容を8割くらい再現できるようになっていました。

次ページ変わったのは「記憶力」ではなく「インプットの姿勢」
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