「パラ駅伝」障がい者と健常者がつなぐ襷の魅力 2020年東京パラの会場を満員にしたい思い
箱根駅伝などでもわかるように、駅伝はたすきリレーが大きな盛り上がりどころ。さまざまな障がいのあるランナーたちは、どうつないでいくのだろう。
2月中旬、埼玉県から参加するチーム「コバトン&さいたまっち」の練習会に行ってきた。

全選手が顔合わせするのはこの日が初めてだった。まず大会の説明会で自己紹介とあいさつ。
パラサポで駅伝を担当する影山範子プロジェクトリーダーが大会について「パラスポーツの魅力を広め、パラスポーツを通して垣根を超えることという目標を凝縮した大会がパラ駅伝になります」と説明した。
各チームによって選手選考は違うそうだが、同チームは埼玉県障害者陸上競技協会が選抜した。説明会には欠席したが、健常者の女子に高校、実業団で活躍した堤文子さんが出場、第7区を走る。
大木好則監督は「4回連続の出場ですが、今年は初出場が6人で新しいチームになった。一生懸命やっている人にチャンスをあげたい、全国レベルの大会にまだ出られないような選手にも経験をしてもらいたいと考えて選抜しました。楽しく最後までたすきをつないでほしい」と話した。
渡す相手が見えなくても渡すために
さまざまな障がいのある選手がいるため、たすきリレーに通常の駅伝とは違って工夫が必要だ。

初顔合わせで練習するのはたすきのリレー方法だった。説明会後、さっそくたすきリレーの確認のため、グラウンドへ出た。
区間通りに並び、少し走ってたすきをどう渡したらいいかを試行錯誤する。たとえば、1区は視覚がいなので渡す相手が見えない。
伴走者が渡してもいいのだが、15歳の岩波和希さんは「僕が渡したい」と、2区の聴覚障害がいで同じ15歳の及川慶太さんと手渡す動作を繰り返して覚えようとしていた。
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