「男も女も老けさせる」紫外線対策、よくある5NG 10年後のシミ、シワ、たるみに…対策してる?

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まず、男性ほどやりがちなのが「そもそも紫外線対策を一切していない」ことです。

「紫外線対策」は男性も必要である

【1】「今さら遅い」と紫外線ケアを一切していない

「紫外線が肌に悪い」というのは、みなさんよくご存じだと思います。

最近では男性でも日傘を差す人がいますが、まだまだ少数派で、実際には「紫外線などまったく気にしていない人」が圧倒的多数ではないでしょうか。

紫外線は、波長の違いで「UVA(長波長紫外線)」「UVB(中波長紫外線)」「UVC(短波長紫外線)」の3つに分かれます。

この中で「UVA」と「UVB」の一部が皮膚に影響を及ぼし、「UVB」は浴びすぎると発がん作用があり、「UVA」は発がん作用や皮膚の老化(シミ、シワなど)にも関係しています。つまり、「見た目の若さ」を考えるならば、女性だけでなく男性も紫外線対策が必須なのです。

「紫外線は青年期までに一生に浴びる分の半分以上を浴びてしまう」ともいわれており、青年期までに浴びた紫外線のダメージが30代、40代になって「シミ」「シワ」「たるみ」としてあらわれるのです。

今怠った紫外線ケアは「10年後、20年後」に肌に跳ね返ってきます。今からでも遅くないというか、逆に今からが大事ですから、しっかり「紫外線対策」をしてください。

【2】「冬場だから」と油断している

夏の暑い時期は紫外線対策をしていたとしても、夏が過ぎて暑さが和らいでくると、意識に上らなくなるものです。

紫外線による皮膚へのダメージは、「紫外線の強さ×紫外線を浴びた時間」で決まります。つまり、冬の弱い紫外線量でも、長い時間を屋外で活動していれば、夏よりもトータルに浴びた紫外線量が多くなるケースは十分あります。

冬場にとくに気をつけたいのが「UVA」です。「UVA」は「UVB」に比べて、冬でも減らないという特徴があります。「UVA」は、皮膚の中にある弾性線維にダメージを与え、シミやシワの原因となります。

とくにスキーやスノーボードなどのウインタースポーツが好きな人は要注意。雪による反射は80%もあるといわれており、スキー場で浴びる紫外線量は雪のない場合の倍近くになるからです。

冬でも油断せず、「日焼け止めを使用する」「マフラーや帽子などで防御する」「皮膚の乾燥を防ぎ、保湿剤を使用する」などの対策を心がけてください。

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